こんにちは。屋台村ブログ・の村子です。
いや~、毎日ほんとに暑いわね!
こんな日は、仕事帰りにキンキンに冷えたビールをキューッとひっかけて帰りたいわ。
もちろん、ひとりで!!
(ソロ活女子歴、うん十年のベテラン村子)
…まあ、それはさておき。
今日は鹿児島弁のお話よ。
最近は、大河ドラマやバラエティ番組でも鹿児島弁が取り上げられることが増えたせいか、
「あ、それ知ってる!」という人も多くなってきたわね。
でもね...ひとつ大きな誤解があるのよ。
それは――「おいどん」問題。
そう、西郷さんがドラマで自分のことを言うときによく使うアレね。
ドラマを見てると、思っちゃうわよね。
「鹿児島の人って、自分のこと“おいどん”って言うんだ〜!」
「鹿児島に行ったらオレも”おいどん”って言ってみようかな〜?」って。
いや、ちょ…ちょ、待てよ!(キ〇タク風)
たしかに「おいどん」は鹿児島弁として存在するけど、
日常会話でバリバリ使ってる人は、そんなにいないと思うわ。
実際には、
「おい(=自分)」
「わい(=あなた)」を使うことの方が多いのよ。
じゃあ「おいどん」はどんなときに使うの?って話だけど、たとえば―
「おいどんげえのうっかたがよお~」
(oidon ge-no ukkata-ga yo)
……って感じかしら。
「よお~」と語尾を伸ばすのが特徴的でしょ?
ラッパーの「YO!」っぽく発音すると雰囲気が出るわよ(うそです)。
意味としては「オレんちの奥さんがさあ~」ってところね。
分解すると、こう
おいどん=自分ちの
げえの=家の
うっかたが=妻が
よお=~さあ
たいてい、このフレーズのあとには、奥さんのツワモノエピソードが続くのよ!(偏見)
酒の席でよく耳にするフレーズね。
しかしここまで書いたけど、よく考えたら
「おいどんげえの~」は「おいげえのうっかた~」でも事足りる気がするわね。
というか、そっちで使ってる人の方が多い?
あ、あくまで村子の周辺での話だから、地域によっては違うかも。
メンゴメンゴ!
……え?「メンゴ」がわからない?初めて聞く鹿児島弁?
それ、鹿児島弁じゃなくて、昭和の若者言葉よ。
「ごめんね」のスラングみたいなものね。
たとえば――
「あ、メンゴメンゴ!待たせちゃった?」
「それはオレが悪い、メンゴ〜!」
昭和の時代はこんな使い方をしてたわ...
親しい間がらで、かる~い意味の謝罪で使う感じね。
懐かしいと思ったあなた、同世代かしら?

こんなマメシバが焼酎持参で「メンゴー」とか言って来たらすべてを許してしまう
時代とともに言葉の「あたりまえ」は変わっていくけれど、
だからこそ――ことばの違いが、旅の空気を感じさせてくれるのよね。
かごっまふるさと屋台村は、旅行客だけでなく地元の常連さんも集う場所。
耳をすませば、その土地ならではの「地のことば」が聞こえてくるわよ。
その土地の「ひと」を会話を通じて感じるのもご当地のお店の魅力じゃないかしら。
それじゃあ、また。
屋台村ブログ・ライターの村子でした!
